今、メンタルトレーニングコーチを育成しているのですが、その中で


クライアントの相談事例を元に、ケース事例を作成し、相談を行っています。


100人いれば、100通りの対応方法があるのですが、カウンセラーやコーチが陥りやすいものがあります。


それは、どうしても自分の持っているスキルで解決しようとします。私も駆け出しの頃は、自分に相談してきた相談者を自分の力で何とかしよう!そう考えていました。


仕事の悩みでカウンセリングに来た相談者に対し、不眠に陥っていたにも関わらず、毎週毎週一生懸命カウンセリングをしていました。


当時、私は知人の治療院のコーディネートをしており、そこで五感からアプローチできるように、色彩心理・アロマテラピー・音楽療法の要素を取り入れた治療院をオープンしていました。


毎週・毎週、カウンセリングを継続し、少しずつ快方に向かっているものの、不眠はなかなか改善されませんでした。

そのために、睡眠導入剤を毎日毎日飲まれていました。


ある日、カウンセリングルームの予約が取れないため、気分転換のために知人の治療院でカウンセリングを行おうという流れになりました。


アロマ酸素バー+α波ミュージックを、色彩心理による癒し効果の壁の施してある部屋で行った所、約1.5時間眠られていました。


寝て起きた後の相談者は、非常にすっきりした様子で、自分の現状を分析されていました。


その後、私のカウンセリングよりも、その治療院で睡眠を取ることで、自分自身の現状を把握できるようになり、カウンセリングも終了に向かいました。


自分が何とかしようということは必要なかったのですよね。


いかに、本人に合ったものを選択できるか!その引き出しをもっともっと持ちたいものです。


それから、様々なスキルや専門知識、さらには専門家とのネットワークを持ちながらやっています。


まだまだ、日々進化しないといけませんね。